霧海風の強みの背景

弊社の強みとしてホームページの「強み」タブに6つ挙げておりますが、特に最初の1項目についての想いを詳細に述べたいと思います。詳細を記述することで、他社と比べた違い、つまり強い部分が浮き彫りになると思っております。その強い部分と、本投稿の読者が求めているものが合致すれば、弊社の経営コンサルサービスを選択して頂けるのでは、と密かに思っております。

これは現状の世の中の経営コンサルやITサービスを提供する企業への痛烈な警鐘として挙げております。その裏返しとしての弊社の強みです。

経営コンサル等の高度サービス業は基本的にオーダーメイドです。オーダーメイドというのは、お客様の問題がまず初めに存在し、その問題をうまく解決する手段を個別にそして独自に設計します。問題定義→解決手段の順番です。解決手段→問題定義ではありません。これは基本的なことに思えますが、意外と順番が逆になっているケースが多いのです。企業は何らかの得意な武器を持っております。有形商材であれば尚更それは明確です。基本的には得意な武器をお客様に売り込むことになります。そうすると、解決手段ありきで提供することになるため、お客様のニーズ/問題とズレが出てくる部分がどうしてもあるわけです。(合致しているケースも勿論あります)しかし企業としては売り込んで売上を上げなければならないため、強引にでも解決手段から問題を探してしまいます。

こうしたズレを解消するべく、まずは目的地設定や問題特定に時間を割きます。私の体感では、この目的地設定と問題特定で9割方の成果が決まってしまいます。9割方が決まる、という言い方も不正確で、目的地が設定されていない/曖昧なままでは達成したかどうかは判定が不能です。大勢が決まってしまうため、一番最初にこの目的地設定と問題特定を時間をかけて(むしろ大半の時間をかけて)取組む必要があると考えています。

とはいえ、じゃあ目的地や問題を特定すればいいんだな、と思って着手してみると、これが難しい。一筋縄ではいきません。自社の目的地は誰かに聞いてもわかりません。書籍を読んでも書いていない。他社を参考にしても自社と微妙に異なる。じゃあ自分で考えるか、、、出てこない。

目的地を設計するのは、漠然とした中で北極星を決めることになりますので、構想力や現実的な落としどころが必要になります。過去の知見や経験、自らの想いを組み合わせてジャンプするイメージです。問題を特定するのも同様です。表面的な事象からでは問題はわからず、何段階か深堀するかして真因を仮説で特定するか、統計的アプローチで科学的に検証して特定します。

この目的地設定と問題特定に弊社の強みがある、と言及しているのは、まずそこに強烈に問題意識を置いているから、というのがひとつ。ただこれだけでは足りません。もうひとつは、世の中の幅広い知見を蓄積しており、それらを組み合わせた提言をしようとしているから、というものです。これは弊社(代表広田)が、経営は総合格闘技的な性格を有しており、異なる分野を統合していく必要があるため各種の知見の蓄積を重要視する考えを持っていることがあります。こうした状態をパーソナルダイバーシティ(個人の多様性)と呼んでおります。(問題特定には、統計学の知見を活用することができます)

尚、様々な知見とは・・・
経営、経済、金融、会計、統計、DX、営業、マーケ、人事、マネジメント、哲学、宗教、製造業、コンサルスキル etc

今回は、世の経営コンサルが提供するサービスへの問題意識と、それに対する弊社の強みを熱く語らせて頂きました。