業務の効率化に関わる言葉
今回は業務の効率化に関わる言葉の整理をしたいと思います。業務の効率化でよく出てくる言葉として、改善、改革、変革があります。似ているようですが意味が異なります。
業務を効率化する、という文脈に沿って3つの言葉を整理してみます。
■改善・・・現状の業務プロセス/制度を維持し、物事をより良くする
■改革・・・現状の業務プロセス/制度を見直し、新しいプロセス/制度を構築する
■変革・・・物事を根本から改める(完全に新しいものに置き換える)
変化の度合いでいくと変革>改革>改善、になります。
ここでいう変革は、企業や部署全体の戦略の範囲になります。マネジメントレベルが決断して物事を進める意思決定。弊社ではそのテーマは戦略に含むため、業務を効率化する場合は、業務改善か業務改革と呼称しています。
そして弊社の業務効率化は、現状の業務プロセス/制度を見直すところまで踏み込みますので、「業務改革」というサービス名にしています。業務改善の目線に留まると、現状の業務をただITに置き換えただけ、になってしまうからです。効果が薄いものになってしまいます。
例えば、改革には以下のような視点があります。
・経理の作る管理資料は効率化するより廃止したほうがよいのでは?
・人事で社員の通勤費の適用をするときのルールは簡素化したほうがよいのでは?
・在庫管理は一律で管理するより手を抜く品と厳格にする品を分けた方がよいのでは?