基本的な考え方 問題特定

弊社の経営支援サービスは、問題特定を重視します。なぜならば、クライアントそれぞれに問題は異なり、従って解決策も異なるためです。解決策から問題を強引に作ることはしません。例えばITシステムツールという解決策を持っていると、そのツールを使った解決が前提になってしまいます。そのため、取組みの最初の段階で診断や聞き取りをさせて頂く形が多いです。(テーマが決まってから徐々に問題特定に入るパターンもあります)診断や聞き取りにより、何が問題であるかを特定して最適な案を提案していきます。

最適な案、よりも優先順位を明確にする、という表現の方が適切かもしれません。何をすべきかは大枠でわかっているものの、自社のリソースからすると全てには着手できない、どれから着手すべきかわからない、というのが往々にして発生しているためです。

例えば、営業の観点から。以下の5つのうち、最も優先的に取り組むべきテーマはなにか?何が最も圧倒的な問題なのか?といった観点で絞り込んでいきます。
①KPIを設定すべきなのか、PDCAサイクルを構築する方が先なのか
②販売プロセス(カスタマージャーニーマップ)を可視化するべきか
③販売数を増やすのか、単価を上げるのか
④入口の販売を増やすのか、出口のアフターサービスを伸ばすのか
⑤新規顧客か既存顧客どちらを優先するのか

①~⑤を満遍なく取組むと、自社のリソースが分散してしまい、狙った成果が得られなくなったりします。圧倒的な問題に優先的に取り組むため、問題特定を重視しています。