利益を出すために費用を管理する

企業活動において、「売上-費用=利益」は誰でも知っている普遍的な計算式です。

ただ「売上-費用=利益」は、結果として利益はこれぐらい残った、という式に見えます。受動的な意味合いを強く感じてしまいます。この考え方だと利益を積み上げていくことは難しい。

逆転の発想で、「売上-利益=費用」としてみます。こうすると、まず利益を確保して残ったものが費用、という式になります。能動的に利益を確保する意思が感じられます。この考え方だと利益を積み上げやすくなります。売上が100円で利益を20円出すとすると、費用は80円で枠組みを管理する必要がある、というイメージです。

とはいえ、会社の成績表である損益計算書をずっと睨んでいるだけでは、大きすぎてイメージがつきづらく利益をどう確保するのかが見えてきません。そこで、費用を細かく砕いて対応が可能なレベル/理解がしやすいレベルに落とし込みます。

どういう風に砕くのか、というと
・部門別 人事部、経理部、総務部、営業部・・・
・地域別 関東、中部、関西、東北・・・
・組織別 XX事業部、YY事業部・・・
・製品別 A製品群、B製品群・・・
・時間別 年次、月次、週次、日次・・・

こうすると解像度が上がり、利益をどう確保したらよいかの行動イメージが具体的に湧きやすくなります。

今回は非常に基本的な考え方になりますが、原点として押さえておくべきテーマでした。